不妊症の検査と治療の方法とは?自分に合った適切な治療法を見つけ治療をおこないましょう!

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不妊症の検査と治療法

不妊症の検査と治療法 妊娠を望んでいるのに妊娠する気配がない..。となると真っ先に思い浮かぶのが「不妊治療」です。
しかし、検査や治療内容などが分からなくては治療をおこなうのにも不安になってしまったり、躊躇してしまう方が多いと思います。
そこで、不妊治療に必要な検査や治療内容をまとめていきたいと思います。

不妊症の検査は、30歳未満で結婚後2年以上が経過したが妊娠に至らなかった、30歳以上で結婚後半年以上が経過したが妊娠に至らなかったという妊娠を望んでいる方や、妊娠できる身体なのか検査を事前におこないたいという方に必要とされている検査で、不妊症の原因となる疾患を調べ、結果に基づき今後治療が必要となるのかという判断をします。
また、男性と女性では検査方法が異なりますので、女性の場合では基本的に産婦人科やクリニックといった不妊外来ですが、男性の場合、より精密な検査をおこないたい場合は泌尿器科で受ける事をおすすめします。

不妊治療の条件

不妊治療は妊娠を望んでいる方なら誰もが受けれるという訳ではありません。
そのため、不妊症の治療に取り組みを行う前に治療の条件を満たしているかどうかという点を知っておきましょう。

◆事実婚
事実婚とは夫婦のように共に生活を送っていますが、法律上の婚姻はしておらず戸籍上夫婦ではないため、事実婚の場合は治療の受け入れを行っていない病院もある様です。
しかし、近年事実婚が徐々に増えてきた傾向があるためか、不妊の定義が変更された2006年に事実婚であった場合も、法律の改善により治療が受けられる様になったとされています。
◆内縁
内縁も事実婚と同じく夫婦同然に生活を共にしていますが、法律上の婚姻関係はない男女のことをいいます。
事実婚と変わりはありませんが、内縁の場合は女性、男性のどちらかが戸籍上婚姻関係にある場合が多く、そのため内縁関係とされる際は、トラブルになってしまう事を想定し治療を行ってくれない病院が多いとされています。
◆卵子や精子の凍結
不妊治療を専門的に行っている病院である場合、病気等によって科学治療を行わなくてはならない方に対し、精子や卵子を凍結し科学治療が終了した後に妊娠を望める様にした方法です。
しかし、病院によっては取り扱っていない病院がありますので、事前に調べておく必要があります。

検査方法

問診や内診検査、卵子や精子の状況を判断し、適切な治療方法を選択するための検査が行われます。
女性なら卵胞の大きさやホルモンの値を計測し、ホルモンの働きの具合など排卵や排卵日の診断の検査をして、不妊症の原因となる疾患が無いかを検査します。
男性は精子の数や精液量などの検査、さらにホルモン検査が行われます。
特定の原因がわからない場合は、治療にうつっていきますが異常が疑われる場合には精密検査をおこなう場合があります。

女性の場合

・問診
生理や妊娠、出産歴といった内容や生活習慣、今までにかかった事のある病気といったような質問を受けますが、大切なことなので、正確に答えましょう。
・触診
子宮や膣に異常がみられないか、または卵巣に痛みや違和感を感じないかという膣内の状態を調べます。
・超音波検査
膣内にプローブという器具を入れ、子宮・卵巣の状態を確認し、子宮筋腫の有無や、子宮内膜の厚さなどを診る。
・ホルモン検査
血液中のホルモン値を測定し、排卵障害や黄体機能不全などの有無などを診る
・子宮卵管造影検査
膣から子宮口にカテーテルを入れ、X線撮影を行い、卵管に詰まりがないか等を診る
・卵管通気検査・通水検査
カテーテルを子宮に入れ、炭酸ガスや生理食塩水を注入し、卵管がどのていど通っているかを診る
・フーナーテスト
性交後の子宮頸管粘液を採取し、精子が頸管内に入っているかや良い状態の精子がどれくらいあるかを顕微鏡により診る
複数の検査がおこなわれるため、検査にはおよそ2.3ヶ月の期間を要するとされています。
また女性の場合、生理の周期にあわせておこなわなくてはならない検査もある為、個人によって検査や治療にかかる時間はかわってしまいますので、あらかじめ忙しい時期などは避けておく様にすると良いでしょう。

男性の場合

・問診
現在の健康状態や喫煙の有無、性生活の頻度、EDの可能性の有無といったかなり分け入った部分について確認されてしまう為、恥ずかしい、嫌になるといった気持ちになってしまう事もあるかもしれませんが、大切な情報なので正確に伝える様にして下さい。
・触診
医師が精巣の発育状態や異常がみられないかといった性器の検査をおこないます。
・血液検査
血中のホルモン値を検査し、男性ホルモンの状態が低下していないかなど調べます。
・精液の検査
無精子症や精子に異常はないか検査をしますが、ストレスや体調の変化により精子が通常の時よりも少なくなってしまう事がある為、数回に分けておこなう必要があります。
・睾丸組織検査
これは、無精子症などの異常がみられた際におこなう検査となり、睾丸に麻酔をした後組織をわずかに切り取り顕微鏡で精子がきちんといるかという検査になります。

これらの検査を終えて、不妊の原因となる異常がみられた際に不妊治療へと入ります。
不妊治療には、何個かの段階があります。

人工授精とは

人工授精とは 人工授精は体外受精のような人工的に着床させる方法ではなく、自然妊娠に近い状態で着床させるという方法になります。
クロミッドなどの排卵誘発剤を使用し、一定期間のあいだタイミング法をおこなったが結果が得られない方へ次のステップとしておこなう治療法になります。
排卵日の前日または当日に精子を医師が子宮に直接注入し、精子と卵子がより高い確率で結びつくようにしてあげる事によって自然妊娠と同じ過程で妊娠率をあげる事ができます。
しかし、人工授精をおこなうにあたって重要なのが人工授精に向いている方とそうでない方がおり、治療をおこなう前に自分やパートナーが向いている体質なのかを知る必要があります。

◆向いている方
・精子の数が少なく、自然妊娠が難しい方
・性交障害(男性による勃起不全など)
・精子に異常がなくタイミング法での妊娠を6週おこなったが妊娠に至らなかった方
・排卵ができている
・妊娠するために必要な女性の性器がある

◆向いていない方
・女性の方の年齢が高い方
・精子に異常がみられずタイミング方や自然妊娠により妊娠できる可能性のある方

人工授精をおこない妊娠する確率は2回目約62%、3回目約78%、4回目約86%また、この治療法により妊娠される方は6回目までで約90%となっているため6回以上の治療をおこなった後、妊娠が確認できなかった方に関しては体外受精によってより妊娠率を上げる方法を選択する病院が多いようです。
費用は各病院によって異なってしまうため正確な金額の表記はできませんが、総合病院などで治療を受ける際はおよそ約8.000円~約15.000円ほどですが、個人でおこなっている病院で受ける際はおよそ約10.000円~約30.000円と倍の価格になってしまいます。
人工授精は自由診療となってしまうため健康保険などが適応外となってしまい高額となります。
しかし、痛みがなく安全におこなえ治療に必要とされる時間もかからないため最も有効で身体的負担がかからないとされる治療法といえます。

体外受精とは

体外受精 体外受精は自分の力で受精することが困難な方に適応される治療方法になります。
体内で受精がおこなえないため子宮内から成熟した卵子を取り出し、体外で受精をおこない育てた後、子宮に戻しより妊娠にやすい状態をつくってあげます。
そのため、これまでの治療により成果がみられなかった方でも着床する可能性が高くなるため効果的な治療法だとされています。
しかし、自然妊娠と同様に体外受精であった場合でも卵子や子宮の内膜は歳を重ねるごとに若さをなくしてしまい着床率が減ってしまう可能性が出てきてしまいます。
このような事から、より早い段階での不妊治療を検討し始める必要があります。
また、体外受精にもいくつかの種類があり治療法により妊娠成功率や必要な費用も異なってしまうため、医師との相談上自分に合った方法をとる事をおすすめします。

◆体外受精の方法
・胚移植  ・胚盤胞移植  ・凍結胚移植  ・二段階移植  ・SEET移植

不妊治療の総合費用

不妊治療には健康保険が適応されるものと適応外となってしまうものがあります。
そのため不妊治療をおこなう際には治療を開始する前に費用を把握しておく事も大切です。

不妊治療総額費用
検査(1回) 1.000円~3.000円
タイミング(1回) 3.000円~8.000円
注射タイプ排卵誘発剤(1回) 300円~1.700円
服用タイプ排卵誘発剤(1錠) 90円~110円
人工授精(1回) 10.000~30.000円
体外受精(1回) 20.0000~60.0000円
顕微受精(1回) 40.0000~50.0000円

point

場合によっては、不妊治療の助成金が受給される事が可能となります。

不妊治療の助成金

不妊治療の助成金 タイミング法による不妊治療までの治療をおこなう際には健康保険等が適応されますが、人工授精や体外受精といった治療は基本的に保険適応外となってしまいます。
しかし、2004年から厚生労働省により『特定不妊治療費助成制度』がつくられ条件を満たしている者であれば助成金を受け取る事が可能となりました。

◆助成金が支給される条件
・法律上の婚姻をおこなっている夫婦で特定による不妊治療以外では妊娠できる可能性がないかまたはその可能性が非常に低いと医師に判断された場合
・年収が夫婦合わせて730万円未満である
・妻の年齢が治療を始める日に43歳未満である
・指定された医療機関で治療をおこなう

これらの条件を満たしていた場合、助成金を受け取れる可能性がありますが各都道府県、市区町村での手続きが必要となりますので詳しくは各自治体にある保険センターへお問い合わせ下さい。

海外の不妊治療とは?

日本では、不妊治療は保険適応外となり高額な費用がかかってしまうとされています。
それにより、治療を実際治療を受けている方々からは「なぜ日本は保険適応外なの?」という不満も多いようです。
海外では少子化問題により様々な取り組みをおこない出産率を上げてきた実績もあり、不妊治療事情にも力を入れている様です。

《フランス》
フランスでの不妊治療は男女のカップルである事と、カップルである男女が共に検査や治療を行わなくてはなりません。
また、43歳未満の女性である場合は人工授精が6回まで、体外受精が4回まで保険適応となり100%保険で補ってくれ、治療を受ける際あたっては、休暇を取得する事も出来ます。
《スペイン》
婚姻関係の無い単身者や同姓カップルである場合でも治療を受ける事ができ、このような事情の方には卵子や精子、胚を提供する事が認められています。
さらに、国立病院で治療する際には女性が40歳になる期間までは治療費が無料となっています。
《イタリア》
以前は認められていなかった卵子や精子の提供が認められる様になり、また国立病院で受ける治療は無料となっていますが、卵子や精子の提供が認められる様になった影響の為か、予約が取れない状況となり治療費かかってしまう個人病院へ受診する方が多くみられる。
《アメリカ》
卵子や精子の提供によって、単身者や同姓カップルの方が子供を持ち家庭を築くといったケースが多い事や、日本では認可されていない代理出産ができるため、代理出産を望む方が各国から集まります。
《ブラジル》
卵子バンクに自分の卵子を提供する事により、顕微授精を行う際に治療費が無料となる為、かかる費用は処方された薬の金額となります。
《インド》
代理出産率が世界で最も多いとされているのが実はインドです。
そのため、インドで治療を行う方も多い様です。

このような事から、日本と海外では不妊治療に対しての理解や医療費の違い等による大きな違いが分かります。
日本では、治療は女性がおこなうものとして捉えられがちですが、海外同様パートナーと一緒に治療を受ける事により、精神的負担や社会的面に対してもストレスが軽減され、より良い環境の中治療に専念する事ができる様になるでしょう。

治療をしても恵まれない人

頭を抱える人 どんなに努力してつらい治療を受けても子宝に恵まれなくては打ちひしがれてしまうのも当然です。
しかし、不妊治療をおこなっても妊娠に至らなかった方には自分では気付いていない想いがあったり、本当の想いに背を向けてしまっているケースがあります。

例えば、なぜ自分だけ子宝に恵まれないのか。という焦りや不安であったり、親もしくは夫の為に子供を産んであげたい。という気持ちはあるけど、今までと何か環境や心境に変化が起きてしまうのではないかという恐怖心が潜在意識の中にある場合があり、そのようなケースではどんなに治療を頑張って持続しても妊娠には至らないといわれています。
子供は誰かの為に産むのではなく、自身が心から恵まれたいという想いと不安や迷いを無くす事も重要です。

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